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有田焼

有田焼

有田焼といえば、白く透きとおるような地肌に、華やかで繊細な絵付けが特徴の陶磁器で有名です。一般家庭食器として、白く美しい磁肌、華やかな絵付、使いやすさ、高い耐久性でたくさんの有田焼ファンを魅了し続けています。 焼物の代名詞のように言われる伊万里・有田焼。ぬけるような白磁に染め付けられた美しい絵柄の数々は、17世紀後半にはヨーロッパに輸出され、中国陶磁とともに多大な影響を与えました。そして伊万里・有田焼は今、長い伝統を新しい伝統に融合させ、新たな歴史を作り出しています。


有田焼

初期の有田焼は粗朴なものでしたが、中国磁器の影響などで、わずか40年の間に中国・景徳鎮窯磁器の水準に並ぶ技術を持ったと言われています。その特徴は、磁器特有の白い素地に呉須(酸化コバルトが主成分)で絵付けされた優雅な絵柄で、顔料と焼き方、温度の違いでブルーの発色が微妙に違い、味わいの深さがあります。 また、1640年代に始まった赤絵は、有田焼を代表するさまざまな様式へと展開しました。 たとえば、乳白色の素地に赤・青・黄色などの絵の具を使った柿右衛門様式や染付素地に赤と金を用い豪華な意匠の金欄手などがあります。鍋島藩で焼かれた陶磁器は、将軍家への献上や諸大名への贈答品であった格調高い様式美を保ち、鍋島と呼ばれています。 色鍋島は白磁に呉須で下地を描いた後、赤・黄・緑の3色を美しく絵付けする独特の方法が特徴です。 他に、青磁釉を使った深くきらめく自然の青翠色の光沢が神秘的な青磁。上等の泉山陶石や天草陶石を原料として生かした、つややかでなめらかな肌合いを持つ白磁があります。


有田焼選びの基本

  • 手がきでも白地に色のよごれが散っていないか確認。
  • 器を平面に置いたとき据わりがよく、カタカタいわないか確かめる。
  • 絵や色をシールで転写している器は、柄にズレがないか確かめる。
  • 陶器では気にしないが、磁器は鉄分が飛んで付いた小さな黒点はキズになる。
  • 気泡がはじけたピンホールもキズになる。
  • 手がきか転写か確かめるときは、二つ並べて違いを探す。

洗うときは1個ずつ丁寧に

食器洗い機が普及した今日ですが、長く使いたい大切な器は、1個ずつ丁寧に手洗いがおすすめです。食器洗い機の水圧で割れることはなくても、隣同士の器にぶつかったりすることで少しずつ劣化していくかもしれません。大切な器はぜひ丁寧に洗ってあげてください。


濁手(にごしで)

佐賀地方の方言で「米のとぎ汁」の事を「濁し」と言います。 濁手素地の白さは、米のとぎ汁のような温味のある白さであることから「濁手」と呼ばれています。色絵磁器の創設、秘伝の濁手など世界的な評価を得た柿右衛門の作品の大きな特徴として白い磁肌を多く残しながら赤絵を描くことで、白磁の美しさと赤絵の美しさの調和を大切にしておりその作品は17世紀中ごろより約100年の間、オランダ東インド会社により広く ヨーロッパに紹介され、ヨーロッパの王侯貴族のコレクションの対象となり財を傾けてまでも手に入れたと言われています。この濁手素地も途中、とだえたものの十二代十三代柿右衛門によって復元されています。


泉山陶石

有田焼の原料は明治時代中頃から、熊本・天草産の陶石に取って代わられ、有田町東部にある泉山磁石場は採掘中止の状態で今日にいたっています。泉山陶石は天草陶石に比べて、粘り気が少なく、成形や焼成に難点があります。しかし、泉山陶石を原料にした白磁面には独特の青みがあり、天草陶石とはまた違う独特の美しさ、格調の高さを持っています。 1616年、朝鮮から連れて来られた陶工、李参平によって発見されたといわれている磁器になる白い石、泉山陶石は、100年ほどは使われず、現在、有田の95%は天草陶石が使われています。泉山で採掘されるのは、研究用としてほんのわずかだそうです。硫化鉄が多く、野ざらしにすると真っ赤になる特徴があります。